正しいひげの剃り方

カミソリ負けでお悩みの方って結構多いと思います。
今回は、T字カミソリでのヒゲ剃りについて。

まず初めに、T字カミソリで髭を剃る前に知っておきたい事を2つ説明します。

【1】自分の髭の特徴を知る

・髭の生え方
・髭の濃い部分や薄い部分
・生えている角度

長年、髭を剃っていると自然と覚えてくることでもありますが、自分の髭の特徴を覚えましょう。
例えば、薄く生える部分は剃る時の往復回数を少なくできますよね。
また、生えている角度は部位により微妙に違います。
すべて上から下に生えているわけではなく、微妙に斜めだったりします。
生えている角度を知ることは、T字カミソリの刃を滑らす時に、肌を傷めにくい角度を知る事ができます。

【2】可能であれば剃る前に髭を柔らかくする

剃る前に髭を柔らかくすると、メリットがあります。
刃が傷みにくくなり長持ちし、より深剃りができ、肌へのダメージも軽減できます。
髭を柔らかくする具体的な方法は、蒸しタオルを用意して顔に2-3分当てます。髭を温めて水分を含めると柔ららかくなり、より剃りやすくなります。
毎朝の忙しい時間帯にできる事ではありませんが、より深剃りと肌へのダメージを減らしたい人は、ぜひ試してみてください。
蒸しタオルの簡単な作り方は、熱湯で濡らしたタオルを軽く絞るか、水で濡らしたタオルをレンジで1分程度暖めます。熱湯で作る方法が簡単でおすすめですよ。

T字カミソリで髭を剃ろう!正しいシェービング手順

お待たせしました。それではさっそくT字カミソリを使用した髭の剃り方を紹介します。

1.洗顔をして肌を清潔な状態にする

朝起きたら、いきなりシェービングフォームを塗って髭剃りを始める人がいますが、これはNGです。
顔に付着したゴミやホコリ、剥がれた皮膚の皮などがあると、
刃がすぐに傷んでしまいます。
髭を剃る前は、必ず顔を洗いましょう。
汗や油を取り除く事で刃の滑りもよくなり、よりスムーズなシェービングが
可能になります。

2.シェービングフォームを塗る

顔を洗った後は、シェービングフォームを塗りましょう。
もし蒸しタオルを当てるなら、シェービングフォームを塗る前がベストです。
シェービングジェル・フォームをヒゲに馴染ませます。
30秒~1分くらい待つとより一層馴染みます。

3.具体的なシェービング方法

清潔なシェーバーを使用し、毛の方向に向かって剃ります(順剃り)
長いヒゲのまま、いきなり逆剃りは非常に肌を傷めます
基本的には、軽く押し当てながら優しくストロークします。深剃りしたい気持ちがあると、グッと力を入れて押し当てながら素早く動かしたくなりますが、肌には良くありません。
ただ、あまりに軽く押し当てすぎると深剃りできませんし、ゆっくり刃を動かしすぎると髭は引っかかります。適度に肌に密着させながら自然にストロークしましょう。剃り足りない箇所だけ逆剃りをします。この時にしっかりと皮膚を引っ張りながら、また逆剃りでも、剃る向きを45度ほどずらして剃ることで肌のダメージは軽減できます。

4.T字カミソリを小まめに洗う

一度剃りだしたら最後まで剃りきる!という人も多いかもしれませんが、
髭が詰まった状態のT字カミソリを使うと、深剃りできない事や肌荒れにもつながります。また、刃も傷みやすくなるため良い事はひとつもありません。
よって、髭剃りをしている間も小まめにT字カミソリを洗うようにしましょう。モミアゲを剃ったら洗う…鼻の下を剃ったら洗う…という感じです。
別の部位を剃る時は、目詰まりしていない綺麗な状態のT字カミソリを使うように心がけましょう。

5.3と4を繰り返しながら剃っていく

3と4を繰り返しながら、顔全体を剃っていきます。注意点として、
同じ場所を何度か往復して剃っているとシェービングフォームが乾いてくることがあります。
そんな時は、シェービング中でも必ず再度塗ってから剃るようにしてください。
「まだなんとなく泡やジェルが残っているから…」と油断して剃ると、思わぬ出血に繋がりますのでご注意ください。

6.剃った後は保湿ケアーをし潤いを与える

髭剃り後は化粧水、乳液やクリームで肌の保湿ケアをします。
髭剃りのあとの肌はとても荒れていて、保湿しないと肌荒れやデキモノ、
ニキビの元になります。保湿をすることで傷んだ角質を守ります。
顔を洗うだけでなく、必ず保湿するようにしましょう。

これを見て面倒だなと思った方もいると思います。
でも太い毛を綺麗に剃ろうと思ったら、これ位の手間が掛かります。
これを朝起きてから、家を出る前に毎日、やり続けますか。 
それとも、約10回の脱毛で、
このヒゲ剃りから解放されてみてはいかがでしょうか。